日の光の中には生きられない闇の住人。
 月の光に映し出された神秘。
 二度と他の誰もこの瞳に映さなくて良いから、あぁ、月よ、凍れ。


   月よ凍れ


 昨夜から降り続いた雪は、夕方になって漸くやんだ。足元の覚束ない深雪の道。日付の変わる頃には雲も去り、星の瞬く空に細い月が煌々と照っていた。
 金色の髪が月の光に揺れた。壁にもたれて真白い息を吐きながら、そいつは一人佇んでいた。
「マリア」
 俺はその女の側に駆け寄る。彼女は一瞬たりともこちらを見ようとしない。化粧っ気のない淡い唇に煙草をくわえ、マッチを擦った。しかし、どうやらマッチが湿っているらしく、なかなか火が点かない。俺は自分のジャケットの胸ポケットからマッチを取り出し、火を灯した。その女――マリアは炎に左手を翳して風を防ぎながら、マッチに顔を近付けた。俺はマリアが右手に持つ箱に手を伸ばし、煙草を一本摘み出してくわえた。マリアと同じように火に顔を近付けると、マリアの顔が近くなる。俯いたエメラルドグリーンの瞳は、長い睫の落とす影の間から月の投げた光に煌めく。虚ろな瞳だった。
 マリアは余りに――美しい。
「マリア……」
 こんなに美しい女を、俺は今まで見た事がない。
「お前、寒くないのか、こんなトコで?」
 同じ匂いの煙草をくゆらせながら俺はマリアを見下ろす。背の高い女だ。が、俺の方が弱冠高い。マリアは答えない。人形の貌に埋め込まれたガラス玉みたいな眼で、雪を見詰めている。
 くしゅん――
 突然、くしゃみをしたのは俺の方だった。畜生……恥ずかしい。
「くっそー、寒いじゃねぇか。なぁ、マリア?」
「なら、去ね」
 口を開いたかと思えばそんな風で、俺は苦笑いしか出なかった。
「つれない事言わないで、温めろよ」
 俺は煙草を雪の上に投げ捨てる。微かにじゅわ、と音を立てて雪が溶けた。
「マリア……」
 額を突き合わせても微動だにしない。
「俺の部屋に来いよ」
 耳元でそっと囁き、さり気なく腰を抱き寄せる。大概の女は、これで靡いてしなだれ掛かって来るもんだが、マリアは全く一筋縄ではいかない。人形のガラス玉は微塵も動かないのだ。
 マリアは煙草を離して夜闇に白い煙を吐き出した。俺はその手から煙草を抜き取り、先程と同じく雪に捨てた。それにさえ、マリアは反応しない。ただ――淡い整った形の唇は、俺には酷く魅力的だ。
「マリア」
 貌を覗き込みながらその名を呼ぶ。マリアはやはり無反応だ。俺はマリアの細い顎に手を掛け、顔を上げさせると、軽く唇を重ねた。反応無し。更に深く口付ける。無反応。俺、キスは上手い方なんだけどなぁ……。しかし、キスで虜になるのは寧ろ俺の方で、何度も唇を貪った。脳天の痺れるような快感。口付ける度に俺は取り込まれるのに、口付ける度にマリアを見失う。抱き締めて、背中に手を這わせると、理性がぶっ飛びそうになる――が、駄目だ。
 全く反応が無さ過ぎて虚しくなる。キスをしても抵抗しないんだから、俺の気分次第で抱く事も出来る女だろう。だが、そういう気分になれないんだからどうしようもない。なりたいけど、人形を抱いたって満たされる訳がない。
 俺は手荒にマリアを解放した。マリアは俯いたまま、手の甲で唇を拭う。それは嫌味じゃないか?
「俺の女になれよ、マリア」
 触れもせず、どうしてもこれ以上踏み込めない距離を保って、俺は真正面からマリアにそう言った。闇に溶ける事も出来ない程に際立って白い肌が、月明かりに照らされて殊更くっきりと輪郭を明らかにした。
「お前が好きなんだ」
 いつもと何かが違うと自分で解った。いつもの俺じゃない。それを感じ取ったのは、マリアも同じだった。マリアは驚いたように貌を上げた。
「…………」
 何も言わない。けれど、何か言いたげに唇が震えていた。目を背ける事が出来なかった。それ程マリアは美しかった。俺の心を掴んで離さない。
「俺の側にいろよ」
 両手をマリアに広げてみせる。何だろう、どうしてこんなに、胸が高鳴るんだろか。ガキじゃあるまいし、何でこの程度でビクついてるんだ。でも、心臓がばくばくいって止まらない。
 ヤバい……
「マリア……」
 俺はなかなか踏み込めない後一歩を、なんとか踏み込もうと足を浮かした。
 が。
 マリアは一瞬、きっ、と俺を睨み付け、そのまま走り去った。この深雪の中、よくあんな風に走れるものだと感心する。実際、俺は足を取られて転び掛けた。情けない……。
 でも、今のあの貌――マリアのあの貌は、今までに見た事のない年相応のそれだった。
 肩まで無造作に伸びた金色の髪、彫りの深い顔立ち、切れ長の眼に煙草をくわえる艶のある唇……飾らなくとも色気があり、外見だけで年齢を知る事は困難だった。実際、十五と知って驚いた。十も下か。慣れた手付きで煙草ふかして酒場に入り浸っている美女が実は十五の小娘だなんて誰が信じるものか。俺だってなかなか信じられなかったけど……でも、今のあの貌を見て、本当に十五の娘だと思わされた。月明かりに照らし出されたモノクロームのような白い貌が、突然紅く色味を帯びたのだ。軽い口説き文句には慣れていても、真剣な言葉には不慣れなのか。初めて告白された学生のような表情。
「ちくしょー」
 俺はどさっと雪に仰向けに寝転がった。
 畜生、可愛いじゃないか。あんな貌出来るなんて反則だろう。自分の頬が熱くなるのを感じた。
 十五の小娘、手玉に取るどころか、逆に俺がのめり込んじまってる……。
「ユーリー……かぁ……」
 小さく息をつくと、細い月が白い靄に歪んだ。
 ユーリー……。ほんの少しばかり前まで、俺はあいつにそう名乗られてた。「ユーリー」、そう呼べ、と。ユーリーってのは、ジョージのロシア読みらしい。俺はロシア語には詳しくないけど、兎も角、男の名前だ。敢えて男の名前を名乗る理由は多くはない。父親や兄弟って事もないだろうし、多分、昔の恋人か想い人。なんらかの事情があって離れてしまって、今はもう近くにはいない。だから、そいつの名を名乗っていたわけだ。
 くそー、何だって言うんだ。何でこんなに、あいつに引き付けられてるんだ。

 マリアに……



 その日、俺は雪に濡れたまま知り合いの女の部屋に転がり込んだ。でも、どうにもあのマリアの貌が頭から離れず、上の空で女にどやされた上に追い出された。
 こんな風に女に夢中になったのは初めてだな。自他共に認める遊び人だ、女に追われる事はあっても追う事はない……筈だったのに。頬を染めて戸惑う姿が、人形のガラス玉が人間の瞳に変わる瞬間が忘れられないんだ。

 あいつの行きつけの酒場「グレッグ・キャンドルの店」に入ると、いつも通り店の奥にあいつはいた。絶対不干渉がルールのこの店で話しかけた。飲み比べを仕掛けて酔い潰れた経験もあるが、それでもしつこく絡んでいる。落ちない女は初めてだ。そして何より、こんな気持ちは初めてだ。女なんて、抱ければそれで満足だった。愛情なんか二の次、三の次。身体の相性が良ければそれで充分。女は女で俺と一緒に街を歩く事もステイタスになるらしいし、俺はそうやって持て囃されるのが好きだ。持ちつ持たれつじゃないか。俺は女が好きだから、女のために死ねるなら本望だ。それ以外に生き甲斐もないしな。でも、マリアという女は他の女とは違う……。影を纏い、月の下に輝く女。キスをしても満たされない。二の次、三の次だったはずの“愛情”を求めずにはいられない。身体じゃなくて心が欲しい。俺の心を満たして欲しい。お前の心も満たしてやりたい。触れたい、抱き締めたい。心まで全部。
 おかしいな……
「明日、俺に付き合えよ」
 俺は酒場の隅でグラスを傾けるマリアに顔を近付けた。マリアはふいと目を逸らす。
「ヴィル」
 店の主、キャンドル氏が俺の前にグラスを突き出した。
「おいおい、怒るなよ。良いじゃねぇか、なぁ、マリア?」
「五月蝿い」
「つれないねぇ」
 明らかに、昨日の“可愛い”マリアじゃない。まぁ、俺だって、昨日の俺じゃないが。
「笑えば良いのに、可愛いんだから」
 ぽつんと口にしたそれは、本心からの言葉。ふと横目でマリアを伺うと、頬に色が灯る。それは、店内の薄明かりのためでなく。……可愛い。
 やっぱり、可愛い。
 こうして見ると、やはり“少女”。だから側にいたい。どうせ女のために死ぬなら、こいつのためにそうなりたい。
 おかしなもので、頬を染めたその横顔に満たされて、今夜はそれ以上何もいらないと思えた。
 日付が変わってからマリアは店を出た。俺も後を追うように飛び出す。昨日よりさらに細い三日月に映し出されるマリアの姿は、息を飲む程美しい。女神のようなこの少女は、名うてのマフィアの用心棒。血腥い危険な仕事に身を捧ぐ女。
「マリア、明日の三時、セントラルパークで待ってる」
「え?」
「偶にはさ」
 俺はにんまり笑って見せる。マリアは訝し気に俺を睨み、そのまま去って行った。
 なかなか上手くいかないな……



 来る筈ないと思っていた午後三時、セントラルパークのカフェであいつを見付けた。見付けた……のか、見失ったのか。雲一つ無い晴れ渡った空の下、オープンカフェの隅でコーヒーを飲む女は、別人のようだった。まるでゴーストだ。誰の目にも映らず、日の光に透ける危うさ。美しいが、今にも消え入りそうで……。
「マリア……来てくれたんだ?」
「不満か?」
 マリアは俺を見ようともせずにそう言う。
「へ?」
「自分から誘っておきながら、随分沈んだ声だな」
「そうか?」
 そうだな。驚いてるんだよ、お前がいる事にも、月の光にくっきりと浮かぶお前が、こんな強い太陽の光の下で消えそうな程に儚く見える事にも。
「だが、悪いな。お前に用はない。私はこれから仕事だ。予定が変わったから少し時間を潰してるだけだ」
 ……成程。らしくないな。
「なら、暇潰しに付き合うぜ」
「好きにしろ」
 キツいようで、柔らかい言葉。でもどういうわけか、近いのに、遠く感じる。
 俺はマリアの正面に腰を下ろし、コーヒーを注文した。何を話すってわけじゃなかった。でも、マリアの側にいて、ほっとした。不思議な女だ。何より……俺は、これが“愛しい”という想いだと知った。
 愛しく、哀しい。どうにも日の光の下で消えてしまいそうに見えるこの女――マリアが。
「じゃぁ、私はこれで行くぞ」
「ん……あぁ……」
「こんな事してても無駄だろう。私はお前を満たす事は出来ない。お前を満たせる存在は他にあるんじゃないか?」
 珍しい事を言う。俺は嬉しくなって、微笑んだ。
「満たされてるよ、ちょっとずつな……。でも、俺はお前を満たせる男になりたいんだよ」
「無理だ」
 呆れたように即答したマリアに、俺はかちんときてしまった。やってみないと解らないじゃないか、と。しかし、俺に心を開かない理由も解っていた。俺は、マリアの手を掴んだ。
「ユーリー?」
 かつて、俺が彼女の名前だと思って口にしていた名。きっと、忘れられない相手。
 忽ち、マリアの表情が変わった。怒っているような、けれど今にも泣き出しそうな、怯えているような複雑な表情。ただ、手を振り払われた瞬間、背中に太陽の光を浴びたマリアが霞んで見えた。俺の眼の中で、白く揺らいだ。
 光ではなくその向こうに溶けるように、マリアは立ち去った。光の向こうは、暗闇だ……。
「マリア……」
 俺はマリアを追う事も出来ず、呆然と立ち尽くしていた。
 それがいけなかったのだ。何が何でも、この手を離すべきではなかった。



 次に見たマリアは、モノクロームの貌に深紅の雫を滴らせて、淡い唇で微笑った。



「マリア……マリア!?」
 結局俺は、マリアに手を振り払われたその日の夜も、「グレッグ・キャンドルの店」で酒を呷っていた。情けない事に、マリアを待っていたのだ。
「ヴィル、好い加減にしたらどうです?」
 低い声でキャンドル氏は咎めた。俺がこの店で酔い潰れた事があるから、警戒しているんだろう。
「ちっ、じゃぁ、出てくよ。そのボトル一本くれよ」
 俺はいつも飲んでる一番安い酒の瓶を指した。キャンドル氏は困った様子で俺に瓶を差し出した。
 何気なく、セントラルパークに足が向いた。今日も夕方に雪が降ったし、なかなか溶けない雪に重なって、雪は益々深くなっていた。さっき、ほんの短い間だが、マリアと一緒にいたカフェ。とっくに閉店して、誰もいない。マリアと向かい合ったテーブルの雪を払い、その上に座った。テーブルの縁に足を掛けて月を仰ぐ。
「マリアが……好きだ……」
 自分で口にするまで自覚出来なかった真実。マリアへの恋情。
 あぁ、遊び過ぎて見えなくなってたけど、これが“好き”って気持ちなんだな。
「くそぉ……」
 抱き締めたい。マフィアの用心棒なんて柄の悪い事から足を洗わせたい。ずっと、守りたい。人形のようなマリアの、微笑った貌が見たい。膨れ上がる欲求に戸惑うばかりだ。それなのに、身体を交えたいとかいう類の“性欲”はまるで浮かばない。俺は、マリアのために死ねるなら本望だ。折れそうに細い月を眺めていると、何だか虚しくなってきた。どうしたらあいつに近付けるかと考えていると、苦しくなった。
 どのくらいの時間が経ったかは解らない。酒場を出てから然程経ってはいないと思うのだが、ぼんやりしていると、突然夜の静寂を引き裂く音が鳴り響いた。日付が変わって数時間過ぎている。こんな時間に活発に動いてるなんざ、堅気の人間じゃない。それにこの音――銃声じゃないか。
 こんなところで、トラブルに巻き込まれちゃ堪らない。逃げないと……
 テーブルから飛び降り、走り出そうとした。しかし、俺ははっと足を止めた。何か、急にこのままでは良くない“予感”がしたのだ。なんだ、この奇妙な感じは。
 俺が逡巡している間に、二度目の銃声。音を追って踏み出そうとした瞬間、胸ポケットから懐中時計が飛び出した。銃声の方に雪の上を滑り、ぱっと口を開く。それを拾い上げようと追い、手を伸ばすと、ぽたりと何かが俺の手の甲に落ちてきた。
 ――血だ。
 顔を上げると、月の光に、くっきりと美しい女の姿が浮かんだ。愛しい女の姿だった。
「――マリア!」
 俺は、思わず腕を伸ばす。マリアの身体は、ぐらりと傾いて俺の腕に納まった。右のこめかみから頬を伝って血が流れ、唇の端や額にも血が滲んでいる。分厚いコートには大量のガラス片が突き刺さり、背中に回した俺の手を切った。
「大丈夫か!?」
 立つ事の儘ならないマリアの身体。左の足は裸足で、足首から血を吹いている。これで、この雪の中を走って来たのか。不自然な体勢で抱き止めたマリア諸共、俺は雪の上に倒れた。
「拙い、追っ手かなんかいるんだろ?」
「いや、殺ったから大丈夫だ」
 切れ切れの息でいとも容易く物騒な事を言ってのける。どうやら、二発の銃声はマリアが放ったものらしい。
「けど、一体何があったんだよ?」
「ちょっと爆発に巻き込まれただけだ。任務は果たした、大した事はない」
 普通に生きたら、ちょっと爆発に巻き込まれる事もないし、あったとしたら大した事だ。マリアは、そんなあり得ない事が平然と起こり得る環境にいる。
 日の光の中に消え入りそうな女。月の淡い光だけが、彼女の存在を確かにさせる。“普通の人間”が日の光の中に生きているのだ、この“普通じゃない女”が月の光の中にしか生きられないのも解らないではない。“普通じゃない女”――だから、“普通の幸せ”も手に入れられないのだろう。
「しかし……本当にいるとはな……」
「は?」
「お前も相当の馬鹿者だ」
 俺を馬鹿者呼ばわりしておきながらこうして自嘲気味に微笑うのはどういうわけだ。自身を侮蔑するように。
「何言って――」
 奇妙な事を口走るマリアを支えながら身体を起こそうとした時、きらりと月の光に時計の文字盤が煌めいた。
「あ……」
 時計の針は、三時八分を指している。
 そうか、俺がマリアを誘った時、日付は変わってたんだ。だから昼の三時は“明日”じゃなくて“今日”だった。“明日の三時”は、正に今って事だ。勿論、マリアは初めからそんな風に捉えていた訳じゃないんだろうけど。俺は、マリアの冷たい身体を抱き締める。
 あぁ、マリア、お前って本当に馬鹿な女だよ。
 袖でそっと頬の血を拭うと、マリアは俺ではなくその向こうをじっと見詰めている。誰かいるのか?
「ユー……リー……」
「え?」
 振り返る。が、誰もいない。ただ、空に月が浮かんでいるだけ。マリアのエメラルドグリーンの瞳は、生き生きと輝いて月だけを見詰めている。
「ユーリー……」
 月にいるのか、その男は。
「マリア、此処には俺しかいねぇよ。ユーリーはいねぇんだよ」
「もうすぐ……もうすぐ、行ける。ユーリーの側に……待って……いて……」
 お前の瞳に、その男は映っているのか? 此処にいる俺じゃなくて、月に行った男が映ってるのか? 月だけがお前を確かにするのは、そういう訳か……
 美しく月に微笑む女。愛しい女。だけど俺は、こんな笑顔が見たかった訳じゃない。
「行かせねぇよ……。俺が側にいる限り、絶対……」
 今にも凍り付きそうな身体をきつく抱き締める。俺の体温を、総てお前にやりたい。


 凍てつく空に煌めく月が、こんなに美しく、憎く見えた事はない。それでもあの月の下にしかお前が生きられないというのなら、この空に凍り付き、二度と消えるな。太陽なんか現れなくて良い。月よ、永遠に消えるな。他の誰も、照らさなくて良い。二度と誰も、この瞳に映し出さなくて良い。ただ、この女だけを確かにしていて欲しい。

 こいつと共に闇の道を生きる事も厭わないから。
 あぁ、月よ、凍れ。


Fin
月が消えたら消えてしまいそうで。
だから、どうしてもそこにあって欲しくて。
幼い子供のような奇妙な願望。
それこそが恋の証だと、彼は知ったのだろう。



INDEX

広告 [PR]スキンケア  転職 化粧品 無料 ライブチャット